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京うちわ

​団扇

日本には六、七世紀頃に伝来したと考えられ、団扇で顔をかくすスタイルは日本の宮廷の貴女たちにも模倣されるようになります。飛鳥時代の高松塚古墳の壁画には、当時の団扇を手にした人物が描かれています。

京うちわは、千年の都、京都でその豊かな風土と文化に育まれながら創意工夫を重ね、繊細優雅な美しさを持っています。京うちわは、細骨を一本ずつ放射状に並べた団扇面に、別に作られた把手を組み合わせる「差し柄」の構造が大きな特徴です。原材料、竹は嵯峨の四〜五年もの、その高度な技術を今日に伝えています。
制作協力 阿以波

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